モヤモヤ血管の治療方法・治療の流れ

モヤモヤ血管の治療方法

当クリニックが専門に行う「慢性疼痛カテーテル治療」

当クリニックでは、モヤモヤ血管への治療法として、「慢性疼痛カテーテル治療」を採用しております。
抗生物質(イミペネム・シラスタチン)を、カテーテルを通して目的部位へと届け、モヤモヤ血管を安全につぶします。そうすることで、モヤモヤ血管と共に増えてしまった余分な神経を死滅させ、痛みを緩和します。
モヤモヤ血管の程度によっても異なりますが、多くの方が、治療を受けたその日のうちに改善効果を実感されています。

※骨折、関節変形、腱や靭帯の損傷・断裂をはじめとする、整形外科的な治療を要する場合には、そちらを優先して受けていただく必要があります。
その後、治療やリハビリを受けたにもかかわらず3か月以上痛みが続く場合には、モヤモヤ血管の検査・慢性疼痛カテーテル治療のご検討をされることをお勧めします。

新しい視点からの画期的治療

これまで、可動部位の慢性疼痛は、「年齢のせいだから」「ケガは治ったけれど軽い後遺症として」「痛みが取れるまでは時間がかかるもの」といったように、患者様が「仕方ない」と、半ば諦めざるをえないケースが多々ありました。
そんな中、原因不明の慢性疼痛に対して「モヤモヤ血管」という新たな視点からアプローチする「慢性疼痛カテーテル治療」は、近年医学界でも注目を集めている治療です。

対症療法ではない、慢性疼痛の根本に焦点を当てた治療

対症療法とは、痛みなどの症状に焦点を当て、その軽減のために行う治療のことです。これまで、可動部位の原因不明の慢性的な痛みの治療では、ほとんどこの対症療法の措置がとられてきました。
対して慢性疼痛カテーテル治療は、可動部位の慢性的痛みの原因の一部をモヤモヤ血管に見い出し、そのモヤモヤ血管を安全につぶすことで痛みを軽減・消失させる、いわば慢性疼痛の根本に焦点を当てた治療と言えます。

慢性疼痛カテーテル治療とは

外径が1.64mmの細いカテーテルを、脚の付け根、手首などから、血管を通して目的の部位にまで到達させた上で、カテーテルを通して抗生物質(イミペネム・シラスタチン)を投与します。
この抗生物質が粒子となってモヤモヤ血管をつぶし、モヤモヤ血管と共に増えてしまった余分な神経を死滅させ、痛みが緩和されます。
なお局所麻酔を打ちますので、その際にチクッという痛みはありますが、治療中はほとんど痛みもありません。

治療効果

痛みの軽減効果は、治療当日に現れる方もいらっしゃいますし、数日してから実感される方もいらっしゃいます。
ある調査では、慢性疼痛カテーテル治療を受けてから3か月後の症例のうち、約8割において痛みが軽減されている(痛みが治療前の半分未満になった)という結果が得られています。

治療後の痛み

モヤモヤ血管をつぶしたときに、多少の痛み・違和感が生じることがあります。数日以内に消失しますので、ご安心ください。
カテーテルを通したところは、かさぶたとなり、自然に剥がれ、きれいに治ります。

使用する抗生物質

もともと抗生物質として点滴などに使われていたイミペネム・シラスタチンを使用しております。
水溶性ではありますが、粒子が残るため、モヤモヤ血管を安全につぶすことができます。

治療時間と安静時間

治療時間は1~2時間、部位によっては30分程度が目安です。
治療後は院内にて、横になって、もしくは座位で、1~2時間程度安静にしていただきます。その後、ご帰宅となります。

治療回数

慢性疼痛カテーテル治療は、1回目の治療で100%の患者様がすべての痛みから解放されるものではありません。2回目、3回目の治療が必要となることもあります。
また、一度痛みが引いたとしても、再発することもありますので、その場合は再度の慢性疼痛カテーテル治療が必要となります。

治療後当日中の過ごし方

治療当日中は、激しい運動や飲酒を控えてください。また、入浴(シャワーを含む)ができません。
その他は、通常通りの生活を送っていただいて結構です。

治療後のスポーツ復帰について

治療当日中は、激しい運動をしないでください。
翌日から、患部に負荷をかけない運動であれば可能です。患部に限っては、1か月程度は安静にしていただきます。
※患者様のお身体の状態やスポーツの種類、激しさの程度により異なります。

治療の流れ

Step1ご予約

予約当クリニックは、患者様お一人お一人の時間をしっかりと確保するため、完全予約制となっております。
お電話、またはホームページ上からご予約ください。

Step2診察

患者様のお悩み、症状などをお伺いします。ご不安、ご不明の点は、何でもお尋ねください。

Step3検査

触診、超音波検査にて、症状やモヤモヤ血管の有無を確認します。
当クリニックでは最新の超音波診断装置を導入しております。これまで確認が難しかった、0.3ミリの細い血管も正確に捉えることができます。

Step4診断

検査結果をもとに、診断いたします。

Step5治療

局所麻酔をした上で、慢性疼痛カテーテル治療を行います。治療時間は1~2時間、部位によっては30分程度で終了します。
その後、クリニック内にて1~2時間程度、横になるか座位で安静に過ごしていただき、ご帰宅となります。